SHIROBAKOからみるコンテンツ制作
10月からP.A.WORKS制作で放送中のアニメSHIROBAKOを見ていてディレクターをやっている身としては痛いシーンが結構ありもう少しうまく回せるようにしなきゃと人のふり見て我が身を直せではないですがそんなことを思ったりしております
内容としては
架空のアニメ制作会社「武蔵野アニメーション」でアニメ制作に励む新米社員とスタッフの物語を描く。2011年に放送された『花咲くいろは』に次ぐ「働く女の子シリーズ」第2弾。
ということでアニメ制作会社の舞台で頑張るひとびとを描いた作品です。
アニメ制作会社は激務だ激務だと言われる中で自らを描くというのはなんだかすごいことのような感じもしますが、誇張描写もそれほどないようで本当に丁寧に描かれているように感じます(アニメ制作会社で働いているわけではないので実際のことはわからないのですが。。)
ちなみにタイトルの白箱とは
制作会社が納品するビデオテープを入れる白い箱
のことを指しているようです。ふーん。
にしてもこの作品先程も書いたのですが本当に丁寧に作られていて、コンテンツ創りのお手本とはこういうものだ!と制作者の方々から訴えかけられているような気さえします。
1.こだわられた世界観
今回の舞台は武蔵野アニメーションという架空のアニメ制作会社での物語となっております。 でもみんな何か元ネタあるんでしょ?と思って検索してしまいますよね?
かくいう私も検索してしまったものです。
ん?架空?
会社案内までしっかりあります。
電話番号検索でもヒットします。
驚きですよね。ここまでやるかというくらい作られています。
驚きといえば、制作進行で頑張る宮森さんの名刺やHP上に書かれている電話番号にかけてみると。。。(ネットに記事がちらほらあがってますが気になる方はかけてみてください)
実際の世界観をそのまま現実世界でも作っている制作者魂に心を打たれました。。
2.アニメ制作に関わらない人にもわかりやすく、取っ付きやすく
アニメ制作に携わっている人だけの内輪受けにならないような工夫が各所に見られます。極力業界用語の使用は避けているように見えますし、進行の流れはわかりやすく図示。
これ、仕事紹介の教材にも使えるのではないか??という気も少ししましたw
見ていて辛い。。というよりは頑張っている姿を見て自分も頑張ろうと思える作品ではないかと思います(しらんけど)
アニメ自体は2クールものでまだ3話が終わったところまだまだこれからという感じです。
やっぱPAさんのコンテンツ制作に向ける実直な姿勢がすきだなぁ